1978-04-19 第84回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第10号
そこには分析予報室も備えられております。また科学院に地球物理研究所、地質研究所、地球科学研究所、工程力学研究所あるいは地震計器の工場等が国家地震局と全部結びついている。そして国の責務において、国の事業として予知に挑戦し、成功しつつある、こういう事実を私たちは謙虚に学んでいかなければならぬということを実は痛感をいたしたわけであります。
そこには分析予報室も備えられております。また科学院に地球物理研究所、地質研究所、地球科学研究所、工程力学研究所あるいは地震計器の工場等が国家地震局と全部結びついている。そして国の責務において、国の事業として予知に挑戦し、成功しつつある、こういう事実を私たちは謙虚に学んでいかなければならぬということを実は痛感をいたしたわけであります。
だから、まず台風が来たときに観測どころじゃなしに、観測する設備そのものが台風で吹き飛んでしまう場合が多いので、まあ具体的な例をあげましても、伊勢湾台風のときに名古屋の気象台の観測室が一番に吹きつぶされたそうですが、それから第二室戸台風のときにも大阪の予報室がやはり風で一番につぶされたという。
そういうことでなかなか整備ということも行ないかねまして、先ほど御指摘のありました名古屋の予報室も、実は海軍のちょっと忘れましたが、何かちゃちな施設をあすこに移築して作ったものでございます。でやっと、つっかい搾をして倒れずに済みましたけれども、屋根はめくれてしまったというのが現状でございます。
次に、函館海洋気象台の問題をちよつと触れて見ますと、函館海洋気象台予報室は、本庁舎より約五キロ離れた分室にある。その間の連絡は、公衆電話一本でやつている。一本の公衆電話によつてNHKを初めとして八カ所にも連絡をしなければならない。従つて一たび連絡をとるということには、実に一時間半もかかるということであつたのであります。
気象情報連絡通信施設の改善と観測施設の整備充実について、函館海洋気象台予報室は本庁舎より約五キロ離れた分室にありますが、この間の連絡は公衆電話一本でありまして、又この僅か一本の公衆電話によつて予報室は、NHKとか、電報局、海上保安部、支庁、消防署、国警、海上自衛隊、鉄道等に気象情報を流し得るに過ぎないのでありまして、従いまして一度情報を出しまして、これらの関係機関に連絡するには実に一時間半もかかるという
また平素から電話は気象台には三本あると申しますが、一番予報を出す予報室というのは日本冷蔵のどこかの部屋を借りていて、電話は公衆電話一本しかないという、その四十二番という電話でいつもかけるのだという話です。ところがこの四十二番は公衆電話ですから、方々からかかつて参ります。お話中の場合にはついそのままになる。
そこで函館はなぜ専用電話を引かなかつたかということになるのでございますが、船の関係におきましては、いろいろと無電の設備なり、その他のいろいろの気象情報を集めることもありましたし、また今の予報室その他の方法で、従来そう支障を来したことがないので、専用電話を設けておらなかつたのでございますが、今後につきましては一層研究して、さらにもつとはつきりしたことにしなければならぬのじやないか、かように考えております
○竹谷委員 それでは次に移りまして、気象台と国鉄との連絡問題で承つておきたいのですが、今回函館海洋気象台へ行つて調査してみますと、気象台は市内から数キロ離れておる非常に不便なところで、予報その他に非常に不便なために、さん橋の近所に予報室というものを設けて、予報官がそこへ詰めておる。しこうして有線電話は気象台に二本、予報室に一本しかない。
なお気象台には、予報室を含め、公衆電話三本があるだけでありまして、法的に定められた警報の伝達を行うには約一時間半ぐらいの時間を要するを通例とし、鉄道との連絡も同様公衆電話によるのであります。
「特に十七時四十分ごろ」――この時間が非常に大切な時間でございますが、「特に十七時四十分ごろ西岡船舶業務司令が予報室に問い合せた「今は静かだが風は南西が北西にかわり」、こういう点があるのでございます。ところがこの記録は全然相違いたしております。「南西が北西にかわり風速二十ないし二十五メートルとなる」旨の情報は、山本さん橋助役より洞爺丸水野一等運転士に伝達されているとの言明がありました。」